~230年の秘術公開を追う~
二足歩行ロボットが世をにぎわす昨今。
その精巧な作りは日本の技術力のみが可能にするものである。
そんな二足歩行ロボットの原型ともいえるのが、230年の伝統を持つ「からくり人形」。
門外不出であった人形の復元を決めた、魚屋町の青年達の熱い思い・・・。
そしてその復元に携わる「からくり人形師」玉屋さんの情熱と苦悩に迫った。
■プロデューサー 藤原道夫
~チリ・伝統の大引っ越し~
南米チリ・チロエ島で今も牛を使って行われている伝統の家の引越し、「カーサミンガ」。
マエストロと呼ばれる引越しのリーダーに挑戦して
自らの家を、仕事のために海を渡って引っ越す若者と、
丘を越えて娘の家の隣に引っ越す老人の家に対する思いを描く。
■プロデューサー 牧弘子
~旅人 オルガニスト松居直美~
オルガニスト松居直美さんの音楽生活はドイツへの留学で決まったといえる。
そこで出会ったジグモント・サットマリー教授と再会し、
もっとも尊敬するバッハの暮らしたライプツィヒを歩く。
又、かねてから一度弾きたいと思い続けていたナウムブルグ大聖堂の
バッハの時代の音色を伝えるパイプオルガンに挑戦する。
~難病の息子たちからの贈り物~
筋ジストロフィーという難病を抱えた二人の息子たちと生きるため、
仕事を辞めて介護に徹するその父親と、息子たちとの日々の暮らしを追った。
障害を持つことが不幸なこと、可哀想なことではなく、
楽しく生きようとすることこそ大切だとの発見に至った家族の絆を描く。
~第一回かくれ里への旅~
~第二回匠たちとの交流~
日本の美の世界を追い求めた随筆家で収集家でもあった白洲正子さんが、
かつて忘れ去られた日本文化の良さを、
自ら日本各地に足を運んで、見極めた美と信仰の世界を青柳恵介氏の案内で紹介。
さらに日本の職人たち、福森雅武、古澤万知子、関野晃平との交流を通して
見えてきたものを検証する。