media-1

映像メディアのプロになる!ブログ版


【恭賀新年】2022年もよろしくお願い致します

Pocket
このエントリーを Google ブックマーク に追加

新年明けましておめでとうございます。
株式会社メディア・ワン代表取締役の奥村健太です。

旧年中は大変お世話になりました。
2022年一発目の【社長ブログ】…ということなんですが、
せっかくなので昨日更新された杉井ディレクターの初コラムと連動させてみようと思います。
未読の方はこちらからどうぞ。

https://www.mediaone.co.jp/columns/

新年なので、
コロナ禍後の映像業界展望予測なども交えて、
今年当社の向かうべき道について記してみようと考えました。
所信表明的な意味合いも込めて、以下…(末広がりの)8項目について書いていきます。

①海外完パケ番組製作を復活させる
→当社の一丁目一番地である、海外ドキュメンタリー番組製作の復活を最優先事項で。
…とはいえ、テレビ局の考えもあるので軽々に海外取材というわけにもいきません。
当社の得意な国のひとつである「中国」でも大型特別番組の企画が通っているものの取材ペンディング状態なのですが、果たして「中国」はいつから取材が可能になるのでしょうか?ちょっと考えてみました。

北京2022冬季オリンピックは2月に開幕。その後、習近平共産党総書記(国家主席)は、2022年10月に開催予定の第20回共産党大会で【国家主席3期目】を狙っている、とも噂されています。…とすれば、10月までは何がなんでも中国内コロナパンデミックを許さないでしょう。必然的に党大会が終わるまでは海外撮影隊を受け入れる可能性は低いと言わざるを得ない状況かと。残念ながら、この中国特番は2023年放送にズレこみそうです。

②オーストラリア舞台の番組を製作・放送する
→オーストラリア政府と日本政府間で「トラベルバブル」の合意が近い…との話があります。早ければ2月。その後、日豪間のフライトが復活すれば、年内番組製作の目は十分あると思います。TBS世界遺産でリモートで4本制作した知見を活かしての番組作り…是非行いたいですね。

③You Tubeなどのネットコンテンツの製作にも…
→コロナ禍で海外取材ができなくなり、社内製作の番組が激減した中、官公庁や政治家のYou Tubeコンテンツや、プロデュースを手掛けるようになりました。久しぶりの入札作業はしびれましたが、無事受注できるなど結果オーライ。テレビ番組とは違う「視聴者層」に向けてのコンテンツ作りは非常に勉強になりましたし、今後も製作量を増やしていきたいと思います。上記の通り、2022年はまだまだ自由に海外取材ができる状態ではないと考えられますので。海外に行けるようになるのは早くて7月以降かな…?

④ANA機内上映番組も復活!
→「スカイアイ」「めし友図鑑」「セレクトラベル」と10年近く続いてきたANA機内上映番組ですが、いよいよこの春…製作・上映が復活します!詳細はまだお伝えできませんが、日本全国を舞台に活躍する人々のドキュメンタリー番組を製作します。乞うご期待。

⑤「制作」から「製作」へ
→このブログ…「制作」と「製作」が混在していて、誤字なんじゃないの!?
と思われている方もいらっしゃるかと思いますが、いえいえ…違うんです。

ここ数年、単に番組を請負で制作するだけではなく、各番組製作の契約書を交わす際に当社も「権利」を持つ「製作」となるよう弁護士さんと相談して、着々と準備を行ってきました。海外の番組を製作するだけではなく、日本国内の「絶景」や「コンテンツ」を海外に向かって配信できる素地を作りつつあります。日本から容易に海外に行けないということは、海外のメディアもまた然り、です。日本の誇れる絶景や映像をどんどん海外へ発信していければ、と考えています。

⑥「ふるさとに生きる」コンテンツ拡充
一社)家の光協会製作の「にっぽん農紀行 ふるさとに生きる」のコンテンツづくりに深く関わらせて頂いております。

https://furusato-ikiru.com/

ナレーターに上白石萌音さんを迎え、ますます魅力が増すコンテンツが求められる中、数年かけてサイトのさらなる周知徹底、海外への発信が可能なコンテンツを制作していきたいと考えています。若手もどんどん挑戦できる「仕掛け」を考えているところです。

⑦スタッフの教育に可能なかぎりのリソースを
→「ふるさとに生きる」のコンテンツ制作を通じて…だけでなく、全スタッフの企画力を上げていく…それは働きやすい労働環境や、やりがいなども含まれると思います。人事担当者をしっかりおいて、若手を中心とした社員の希望・要望を掬い上げていきたいと考えています。…僕の一番の仕事は、儲けて【給料を上げる】ということなんだと思うので、しっかり頑張ります。

⑧後継者候補の育成に力を注ぐ
→ディレクター、チーフディレクター、プロデューサー…
加えて代表取締役…なんて肩書まで付いてしまった僕ですが、ひとりで何でも出来るわけではありません。意外と器用なので、何でもこなせちゃうんですが…

昨日の杉井ディレクターのブログ記事を引用すると…

>経営のことは叩き込むが、旨いラーメンの作り方は自分で考えろというのが初代から教えでした。
>なるほどと思い、これを自分事に置き換えるとどうなるんだろうと考えてみました。
>旨いラーメンというのはテレビ業界で言えば「面白い番組」になります。
>つまり、編集やナレーションのテクニックは教えてもらうことはできても、
>「何を面白いと思うか」は自分で追求していくもの、ということなのかなと思います。

…僕自身、数年前、過労で倒れ、救急搬送されて以降、無理無茶な働き方はしないようにしているつもりです。

なんですが、後輩の番組にアレコレと口を出しているのも事実。
もっと番組を良くするために…と思ってのことだったのですが、今年は「60%」でいいや…と思って、どんどん仕事を任せていこうと思っています。

…とはいえ、企画書の書き方、新規番組の獲得方法などについては、年齢、年次を問わず【全ノウハウを鬼教官になって伝達】していこうと考えています。

…スタッフの皆さん、覚悟してください。

つらつらと書き連ねてきましたが…
一番の願いは「よく笑い」「よく食べ」「よく飲む」スタッフがいる会社にしたいということです。

みなさま、2022年もメディア・ワンスタッフ一同を宜しくお願い致します。

                       株式会社メディア・ワン 代表取締役・奥村健太

映像メディアのプロになる!ブログ版