BS放送記念日特集
「メディア地殻変動~アメリカ最前線からの報告~」


アメリカでは今、半世紀にわたって主役を演じてきた新聞とテレビという、
2大メディアの地盤沈下が激しさを増している。
その一因が、「インターネット」。
人々は、新聞を読まず、テレビも見ない。
すべて、インターネットの一次情報でことを終えている。
とりわけ、2年前の世界同時不況から、その凋落ぶりは顕著になっている。
広告は、一気に減りその行先はインターネットに流れ込んでいる。
そのあおりを受けているのが、“ジャーナリズム”である。
ジャーナリズムは、それをやるのに多くの人員と資金が必要だ。
そのため、真っ先にその波をかぶってしまった。
報道をめぐる状況は悪化をたどる。
伝統ある新聞社は次々とつぶれ、テレビも報道部門を縮小している。
金のかかる報道は、ますます厳しい状況に追い込まれている。
既に新聞のなくなった町では社会不安が募り、テレビ報道を縮小した地域では独自ニュースをやめ、地元の複数のテレビ局が共同取材で済ますというケースも出ている。
一方、ジャーナリズムをビジネスにしようと触手を動かすIT企業も出現。
これは、日本にとっても、対岸の火事といっていられない。
一体、“ジャーナリズムがなくなったら”、社会はどうなるのか?
アメリカで、その現状を追いかけた。
放送日 3月21日
第一部 「岐路に立つ新聞・テレビ」 第一部 19:10~
(間に10分間のニュース)
第二部 「ウエブジャーナリズムの未来」第二部 20:10~
弊社は、第二部を制作しました。
『カリフラワー』
~ルイ15世のお気に入り“白き恋人の物語”~

■ 白き恋人「カリフラワー」
サラダはもちろん煮物、揚げ物、炒め物、何にでも相性の良い「カリフラワー」。サックリした歯ごたえと、優しい独特の甘みに病み付きです。茹でてもビタミン成分が壊れないことから「畑のレモン」とも言われ、その美しさから観賞用として育てられることもあります。さあ、知られざる「カリフラワー」物語を余すことなくご紹介しましょう。
■畑の中の純白
「カリフラワー」生産量日本一を誇る徳島県は徳島市へ。『真っ白くキレイにできると収穫も楽しい』と話してくれた農家のお父さん。その“白さ”を作るにはある秘密が隠されていました。手間をかける分だけ「カリフラワー」は美味しくなるのです。農家のお母さんたちが作る多様な「カリフラワー」料理。たくさんのアイデアが今日も食卓を彩ります。
■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出 森田孝生
『スクール・ライブラリーシリーズ 学校図書館の達人』(全三巻)


■第一巻
「へー!図書館って・・・」
~図書館のしくみと役割~
学校には必ず学校図書館があります。
そこは本を読み、借りるだけの場所では決してありません。
公共図書館とも連携しながらさまざまな資料を提供し、
子どもたちの知識を深め、学びあう心を育てる場でもあります。
学校図書館での調べ学習や国内外の公共図書館の世界にも触れながら、
そのしくみと役割について学びます。
21分 価格15,750円
■第二巻
「読書の達人になるために!」
~旅立とう 本の世界へ~
子どもの頃の一冊の図鑑との出会い、大人にも感動を与えてくれる絵本、
調べるために読む本、本を戦火から守った図書館員…。
読書をめぐるエピソードを紹介し、本を読むことの楽しさ、大切さを実感してもらいながら、
豊かな本の世界に子どもたちをいざないます。
21分 価格15,750円
■第三巻(※アニメーション)
「ズッコケ三人組の図書館活用大作戦」
学校図書館で、米についての調べ学習を行うことになったズッコケ三人組。
具体的なテーマ探しから、テーマに関する資料の探し方、
統計・年鑑の使い方、情報カード、資料リストの作り方、
そして引用や発表の心構えにまで触れ、
学校図書館を活用した調べ学習について手順を追って詳しく解説します。
21分 価格15,750円
プロデュース:牧弘子
演出 :藤原道夫
『高野豆腐』
~スーパースローフード みちのく阿武隈 高野豆腐の物語~

■ 凍てつく冬にゆれる白き暖簾
煮物に入っているとちょっとうれしくなる食材「高野豆腐」。普通の豆腐の2倍もの大豆をギュッと凝縮させて作る高野豆腐は、低カロリーで高タンパクなヘルシー&ビューティー食材!あったか~く煮含めた「冬のご馳走」を、なによりも美味しくいただく知恵を教えていただきましょう。
■土が生み出す特産品「凍み豆腐」
高野豆腐の名前の由来は和歌山県にある「高野山」。江戸時代から高野山の名物として全国に広まり、甲信越から東北にかけては「凍み豆腐」とも呼ばれています。冬の寒さの中で「凍る」「溶ける」を繰り返して作る凍み豆腐はまさに寒いところだから出来る特産品。福島県立子山は凍み豆腐の名産地!日も出ていない早朝から豆腐を作るご夫婦に出会いました。50年以上、二人三脚で歩んできたお2人が作り出す「凍み豆腐」は特別な味がしました。
■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出 森田孝生
『中国・麺スペシャル』
悠久の中国 麺のルーツを求めて! 西安から黄土高原へ

■ 麺食のふるさと
日本のうどんも、韓国の冷麺も、ベトナムのフォーも元を辿れば・・・行き着くのは中国!今回は麺のルーツを探るため、日本を飛び出して中国を訪れました。本場・中国には千種類以上の麺料理があるといわれ、形も食べ方もさまざま。中国人の食への飽くなき探究心から始まった「麺」の歴史に迫ります!

■世紀の大発見!
2005年、英科学誌に中国の遺跡で驚異の大発見があったと報じられました。なんと4000年前の麺が発掘されたのです!分析の結果、それは小麦ではなく雑穀で作られた麺でした。中国の荒涼たる大地・黄土高原にある村を訪ねると、小麦が育たない環境のため雑穀麺を食べる文化が今でも残っていました。「作物をつくるのは大変ですがここが自分たちの住む場所」と語る村人たち。厳しい大地だからこそ生まれた豊かな麺文化は、より美味しく食べたいと願う先人たちの知恵の結晶でした。
■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出 森田孝生

■NHK放送総局長賞 受賞作品■
2009年4月、メキシコで新型インフルエンザが発生した。
瞬く間に全世界に広がり、今世紀初めてのパンデミック、
世界的大流行に発展した。
今回の新型インフルエンザを調査すると、
家畜の豚から移って来たことが分かった。
インフルエンザは、人獣共通感染のウイルス感染症。
あらゆる感染症の中で、最も伝播力が強く、毎年全世界で何万もの人が
このウイルスにかかって死亡している。
調査するうちに分かってきたことは、今回のウイルスは、
90年前に発生し全世界で4000万人の命を奪った
史上最悪のインフルエンザウイルスの末裔であることだった。
インフルエンザウイルスは、有史以来、人類にとって最も身近でありながら、
謎だらけの存在である。
このインフルエンザウイルスの謎に挑む世界の英知たちがいる。
アメリカ疾病対策センター所属 ナンシー・コックス。
オランダエラスムス大学教授 アルベルト・オスターハウス。
東京大学教授 河岡義裕。
東北大学大学院教授 押谷仁。
インフルエンザウイルス研究の世界的権威であるこの4人にインタビューし、
今回のパンデミックから、次にくるであろうさらなる危機や
ウイルスをめぐる様々な問題を語ってもらった。
そこには、貧困、環境破壊、バイオテロなど
これまで知らなかったインフルエンザウイルスを取り巻く問題が、
たくさんはらんでいた。
(90分)

『キンキ』
~幸せを運ぶ〝赤い宝石〟キンキ~
■めでたい魚・キンキ
この時期、恋しいホッカホカの煮付け料理。
中でも料理人が絶賛するのが「キンキ」です。
とろーり濃厚な脂を蓄えたキンキは「赤い宝石」と呼ばれるほど美味 しい魚。
そんなキンキ、実は「キチジ(吉次)」が正式名称なんです。
朱赤色の体がめでたい吉兆である、という意味から名づけられたとか。
今、まさに旬を迎 えるキンキ。
今回は幸せを運ぶキンキの世界に迫ります。
■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出 金澤佑太

『さつまいも』
~天然スイーツ さつまいもの秋~
■秋の味覚の代表選手「さつまいも」
秋が香るこの時期、色鮮やかな「さつまいも」が旬を迎えます。
この季節にアツアツ・ホカホカの焼き芋は重宝されますよね。
口に広がる天然の甘みや、独特の ポクポク感が、
子供からお年寄りまでたくさんの人に愛される所以。
栄養満点でカロリーも低いので、女性にとっても強い味方です。
おかずからスイーツまで大 変身を見せる「さつまいも」。
その多彩な表情に、「さつまいも」のイメージが変わるかもしれません。
■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出 森田孝生

『かんぴょう』
~ニッポン・夏の風物詩 お盆“かんぴょうの里”物語~
■風にそよぐ白き暖簾「かんぴょう」
お寿司の海苔巻きで御馴染みの「かんぴょう」。
シャキシャキした食感が楽しい、あの「かんぴょう」がどう作られるかご存知ですか?
原料である「夕顔の実」 の収穫は真夏に行われる風物詩。
それを削って干したのが「かんぴょう」です。
シュルシュルと軽快に削られた後に農家の庭先に白く干される姿は暖簾さなが ら。
目にも楽しい「かんぴょう作り」をご覧ください!
■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出 森田孝生
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『ウニ』
~潮風そよぐ朝焼けの海 北海道・ウニ紀行~
■初夏の北海道は「ウニ王国」
今回の舞台は北海道。旬の美味を求めて、北の港町・小樽、絶景の宝庫・積丹を旅します。
初夏の北海道で、旬の味といえば「ウニ」。
濃厚な甘み、とろけるような食感、なんとも贅沢な口当たりの食べ物です。
地元・北海道では「生」でたべるだけにあらず、煮る、焼く、漬ける、と
様々に工夫して食べ継いできました。北海道は「ウニ料理」の王国でもあるのです。
■ナレーション 薬師丸ひろ子
■演出 森田孝生