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投稿日時: 2009-05-02 00:01:00

今回のお題・・・「初密着」

どうもどうも皆さん、うちの会社のHPもリニューアル。
八幡通信もリニューアルして「新・八幡通信」に!

そして・・・忘れた頃に現れるオスギです。
皆さんにお知らせしたいことがあります。

ちょっと前のことなんですが・・・
ニュース番組を担当して1年と半年、オスギが初めての『密着取材』をした時の話。
今回はそのドタバタをお知らせしたいと思います。

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先々週のお昼過ぎ、
PD(ニュースで流す内容を決める偉い人)から渡された新聞記事のコピー三枚。

『じゃあ、リサーチしておいて。
仕込めるなら明後日に放送するから。』

ん〜、相変わらず指示が少ない!
でも、どうやら記事を読むと、
『円高に苦しむ留学生』を探して密着して来いってことみたい。

半分眠った脳味噌のまま、まずはそのリサーチ。

とりあえず、奨学金を行っている団体に電話。
電話の途中、円で支給されている学生ではダメだと気付く。

じゃあ、とりあえずということで、
Googleで一番最初に引っかかった某大学の留学センターへコール。

『誰かいませんかね?』

なんと、イギリスからの留学生でぴったりの人がいるとのこと!
しかも、携帯に連絡したら即取材OK。

その日のオンエア終わりの企画打ち合わせにて、
自信満々に『明後日でいけます!!』と伝えた僕。

+++++++++++++++++++++++++++++
…ところが、次の日の夕方。

その学生の住んでいる留学生寮に電話して取材交渉してみると、
なぜか広報に回され、

『うちの大学生じゃなければダメな取材以外は
お断りしているんですよ。』

とのお言葉。
そんな…、どうにかならんのですかと食い下がる僕。

『学生と話がついているなら仕方ないですね。
寮での撮影はNGですが、外でのことは関知できないので。』

なんとか、留学生への取材はセーフ。
でも、寮がNGだと今回の密着で撮りたかった
食事をする場面が撮れない。

とりあえず、留学生に電話してその悲報を伝えると、

『僕の彼女(日本人)が近所に住んでいます。そこでどうですか?』

え、ほんと?とりあえず、聞いてみてくださいと僕。
なんと彼女さんの家での取材OKとのこと。

ふーぅっ。嫌な汗掻いた。

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…ところが、次の日の昼。

実際に会ってみた留学生は結構良い身なりで現れた。
「円高にあえでいる貧乏学生」からは程遠い…。

う、う〜ん。
とりあえず、仕込んでおいたスーパーに買い出しの撮影に行くか。

…ところが、カメラを回し始めると
おもむろに高そうなソーセージを手に取り、

379円で結構安いと思います。』

がくー。どうしよう…。
頭を抱えながら、彼女さんの家にお邪魔することに。

『留学資金が少なくなったのなら飲みに行くの減らしなよ!』
『高い食材を買うから自炊が安くならないのよ!!』

ありゃ、なんと彼女さんはかなり辛口の良いキャラ。
「節約したいけどできない、彼女の尻に敷かれている留学生
これはそういう展開にするしかない!

イェス!

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その次の日。

『ところが』と『とりあえず』の連続の初密着だったけれど、
視聴率を見たらかなり上がっていました。

PDからも
よく分からなかったけど、面白かったよ。
相変わらず詰めは甘いけど、引きは強いなw』
とお褒め(?)の言葉を頂戴しました。

+++++++++++++++++++++++++++++

初密着を終えて思ったこと。

『よく分からないけど面白い。』
それって何なのかなって考えたら、
結局現場の雰囲気なんですかね。

取材する側とされる側、そしてカメラマン。
馬鹿な話の一つでもしながら、けれど真剣に現場へ臨む
それで良い取材ができるのかもしれません。

まだまだ先は遠いです。


〈了〉


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ADオスギ:現在某キー局の夜のニュース番組のADとして毎晩駆けずり回っている。
座右の銘は「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」


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投稿日時: 2009-05-02 00:00:00

タイトル 『「みる」から「つくる」へ』

冬がやっと来たと思ったら、もう春で、初夏の足音も聞こえてきます。

さて。
今日は、悩みに悩んで決めた
昨年度最高の映画」について書かせていただきます。

*********************

というわけで映像『B・B』第9回目の作品タイトルは、
『僕らのミライへ逆回転』。



この映画で監督を務めたフランス人・ミシェル・ゴンドリーは、
ケミカル・ブラザーズやダフト・パンクなどのPVの制作や、
2004年アカデミー脚本賞『エターナル・サンシャイン』、
『恋愛睡眠のすすめ』などの映画の監督でもあります。

そして2008年に公開された、『僕らのミライへ逆回転』。
この作品、“映画っていいっすよね”っていう感じで、満ち溢れていました。
同時に、日々行っている「ものづくり」について、
足を止めてちょっと考えてしまう、そんな映画でした。

再開発地区の影でひっそりと営業するおんぼろレンタルビデオ屋。
ここで働く、主人公のマイク。
そして、何かとトラブルを引き寄せる友人ジェリー。
そのトラブルメイカージェリーがある日、
「近くの発電所から出ている電磁波は
市民の精神を操ろうとしているからぶっ潰してしかるべきだ」と
発電所に忍び込んだはいいものの破壊工作に失敗して
自分の体に磁気を帯びてしまったからさあ大変!
マイクのビデオ店に入ったとたん、
あの映画もこの名作も、体に帯びた磁気のせいで、
テープの中身が全部消えちまったのです。

でも信用していただいているお客様を目の前にして、
レンタルできるものはありませんとは決して言えない…
困ったマイクとジェリーは、
翌日までに自分でゴーストバスターズを撮り始めるのであった。



なんと言っても、たった二人で映画を撮り始めるさまが、
ものすごい手作り感で、ゴーストバスターズに出てくる幽霊はビニールだったり、
ゴーストキャプチャレーザーはクリスマスで使うようなモールだったり、
幽霊のぬめりの跡がローションだったりして。
思わずくすっと笑いたくなるような、いわばどハリボテなんです。
でも、そこがおもしろい。
マイクは映像編集機など持ってないから、
VHS収録用カメラでそのほかロボコップやらロッキーやらいろんな名作を撮っていって、
編集しないでそのままそのテープをレンタル商品にする、みたいな。
まさに荒技
その、映画を自分たちでつくっちゃおうという動きは、
手作りビデオを見た市民にまで広がって、
最終的には自分で出演してそれを自分で見る、という流れになっていきます。

と、とある考えがやはり浮かんできました。
映画を見る側だった市民=鑑賞者が、つくることに関わってくるこれって、
ものづくりの理想形なんではないか、と。



視聴者は、いくら作品を見ようと、つくること自体の“辛さ”とか、
“おもしろさ”といったものは実際には体感できません。
それがちょっと哀しいな、と思います。
確かに作品自体のおもしろさは伝わるけれど。
つくったこともないやつに、ほかの作品の批判なんてできるか!
よく自分の大学時代の映像の先生にこう怒鳴られました。
作り手と鑑賞者の距離は、離れている、そう感じます。

そういう状況に反応する人たちもいて、それがワークショップといった動き、
受け手をこちら側に引き入れて一緒に
ものづくりのおもしろさを体感するという動きだったりします。

この映画を見て、自分も撮りたい!と強く感じました。
「見る」から「つくる」へは、かなり大きな壁があると思います。
人に、ものづくりへと向かわせる程の力を持った映像がつくりたい。
そして、この映画には、その思いと力が込められている、と感じました。

みなさんにも、是非この映画、一度見てもらいたいと思います。

****************************************

次回の、記念すべき映像『B・B』第10回目、目下ネタ探し中です。

※「僕らのミライへ逆回転」
2008年 アメリカ 101分
監督・脚本:ミシェル・ゴンドリー
配給:東北新社
※写真:レンタルビデオ屋の店員=カメラマン=出演者=監督


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投稿日時: 2009-05-01 00:00:00

皆様、大変長らくお待たせいたしました!
株式会社メディア・ワン 新ホームページへようこそ!
そして「新・八幡通信(しん・はちまんつうしん)」へヨウコソ!

業務拡大に従い、ホームページのリニューアル作業に着手したのですが、
思いのほか手間取ってしまい・・・誠に申し訳ございませんでした。

・・・と言っても、遊んでいたわけではございません!

実はこの4月から、メディアアーツ事業本部が発足、
学校法人 東洋大学との産学連携講座をスタートさせました。

新設された「総合情報学部」において、
「映像メディア理論・技術講座」を開講。
公式web  http://www.toyo.ac.jp/isa/md2009/
公式ブログ http://media-program.sblo.jp/


  
毎回立ち見の超人気講座となっております。
明日のメディア業界を目指す若者たちを相手に、
これまでにないような実践的な講義を行っていきたいと考えております。

そして、数々の番組制作も同時進行中です。
長期間にわたる取材を敢行!来年には超・大型番組の放送も予定されています。
常に新しい「世界」へ挑戦し続けるメディア・ワンの今後にご期待下さい!


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