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世界の国境を歩いてみたら…【ベトナム×ラオス編】

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世界の国境を歩いてみたら…【ベトナム×ラオス編 秘境に引かれた国境線】

今回の舞台は、東南アジアに位置するベトナムとラオスの国境です。歴史を振り返ると、両国は元々タイ(当時はシャム)の一部でした。19世紀末にはフランスの植民地化に置かれ、独立したのはどちらも第二次大戦後。似たような境遇を経てきたベトナムとラオスは、兄弟や同胞に例えられるほどです。同じ社会主義国家でもあり政治的にも特別な友好関係にあります。今回の国境ハンターは、以前にもベトナムとカンボジアの国境を旅した経験をもつ、江頭ゆい。ベトナムの首都ハノイから出発した江頭は、山岳地帯にあるナー・メオ村に到着します。そこは、まさに秘境に引かれた国境でした。ナー・メオ村で出会ったのは、自給自足で生活してきたターイ族という少数民族。2004年、ベトナムは、貿易拡大を狙ってこの村に国境検問所を建設しました。検問所ができたことで、ターイ族の伝統的な暮らしは劇的な転換期を迎えていたのです。続いてラオスに渡ったハンターは、『織物の聖地』と呼ばれる、サムヌアという場所へ。ここで、機織りを行う11歳の女の子と出会いました。この村では、女の子は7歳になると、家計を支える為に機織りの仕事を始めなければならないそうです。そんなサムヌアの村人にとって新しくできた国境検問所は、これまでの苦しい暮らしに差し込んだ一筋の希望の光として受け取られていました。その後、国境ハンターは、山岳地帯を抜けてシェンクワンという場所に到着。この一帯は、ベトナム戦争の際、国境が近かったことが原因で戦火になった場所でした。50年たった今も、アメリカ軍の空爆の爪痕が残されていました。
悲しい歴史を持つシェンクワンですが、実は、世界の考古学者が注目するスポットがあるのです。巨大な石壺がいくつも存在する、ジャール平原です。今回、国境ハンターは、ラオス最大のミステリーもハンティングします!

 

放送日時:2019年3月18日(月)20:00~20:58
放送局 :BS11

国境ハンター:江頭ゆい

ナレーション 田中秀幸

D 金澤佑太 畑中亮太

プロデューサー 奥村健太

制作協力 メディア・ワン

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